”5次元”や”次元上昇”にまつわる誤解 – 5次元が1番良いところなのか?

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心・心理学

このブログでは何度も「5次元」や「次元上昇」について取り上げてきました。スピリチュアルな言葉としてではなく、目に見える世界でも感じ取れる現象として説明をしています。

しかしそれでも次元に関する言説は、誤解を生みやすいものだと感じています。それゆえ、5次元と言う言葉を使わない方が良いのではないか?という話も出ているようです。

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”5次元”や”次元上昇”に関する誤解と筆者の考え

これまでブログやX(旧Twitter)を通じて様々な発信をしてきましたので、5次元や次元上昇に関してよく見かける誤解と思われる言説を取り上げ、私なりに思うところを書いてみました。

なおここで”誤解”とするのは、5次元=愛のある世界だとすれば、愛のない世界になってしまうのでは?と思われる言説を取り上げています。

5次元が1番良いところ?

これまで「3次元」「4次元」「5次元」と並べて、その違いを説明してきました。

数字が上がるほどに何となく良い世界のように思われるかもしれません。そして「5次元」が数字で言えば1番大きく、「5次元が1番良いところなのか?」と言う人が出てきます。

まず前提として次元の中で、5次元が1番上と言うことではなく、5次元以上ももちろん存在しています。5次元を取り上げるのは、地球が5次元に上昇する、という現象に関連付けているためです。

その次元上昇とは3次元から5次元への上昇と言われますので、3・4・5の3つの次元を取り上げているだけです。

では3~5次元の中では、5次元が1番良いところなのでしょうか。そうとも言えるし、そうとも言えない、と言うのが答えです。

先に「そうとも言えない」方から説明すると、3~5次元はピラミッドのように上に積み上がっていくイメージではありません。

自然界における「棲み分け」が近いと思います。棲み分けとは、自然界で競争が起きないように、お互いが生存する場所を決めて暮らす、というものです。

次元の棲み分けとは、自らの周波数に応じた場所に、自然と居場所を見つける、と言う感じです。つまり、自分自身のあり方に応じて、どの次元が心地好いか変わる、ということです。

どの次元が良いか、という客観的な評価というものはなく、あくまで主観的にどこが心地好いのか、自分が感じるものなのです。

ただし次元が上がるほどに、視点は高くなり、心はどんどん軽くなります。心の中にあるいらないもの(たとえば執着など)を捨てるほどに、高い次元になります。

ですので次元が高いから良い、と言うよりも、自らがいかに心を軽くできたか、によって幸せ度が増すとも言えるでしょう。

なお”幸せ度”も何を指すかがそれぞれに異なりますので、それぞれの次元に応じた”幸せ”はありつつ、宇宙的な視点から見ると、次元が上がるほどに幸せになる、とも言えます。

これが「そうとも言える」という内容です。

次元の”棲み分け”と言う考え方について – 3~5次元の棲み分けイメージ図から理解する

5次元は選ばれし者だけが行ける?

「5次元は〇〇な人が合っているところだ」という発言は棲み分けを意図しているものですが、「選ばれし者だけが行ける」という”選民思想”かのような考え方が見受けられます。

ここまで述べた通り、次元の考え方は基本的に”棲み分け”ですので、自分に合った次元を自ら選んでいるに過ぎません。

誰かが5次元に行ける人を選んでいる訳でもなく、そうした考え方こそ他に依存するあり方で避けたい考え方だと思います。

これと似たような勘違いに、「私は今5次元に行けているのでしょうか?」と言う質問があります。これも自分が選ぶはずのことを、誰かに選んでもらっているかのような捉え方になっています。

基本的には、各次元に入る扉は常に開いていると思ってください。「この人は入れる・入れない」ということを誰かが決めるものでもないと考えています。

むしろそこに入るかどうかは、その人自身が決めるものです。自分自身の波動が高くなれば、自然と5次元の世界に入っていけますし、低くなれば自然と離れてしまいます。

それが目に見えないから困る、というのも分かりますが、今後はますます自分の魂で感じるということが重要になってきます。

コロナ騒動からマスクやワクチンという目に見える形での”棲み分け”で練習期間がありましたが、いよいよ現在は魂によって棲み分けられる本番の期間に入っています。

次元の考え方も、最初は言葉を通して理解をしたとしても、徐々に自分自身の魂で感じながら体感していってほしいと思います。

「私は何次元にいるのでしょうか」という質問をする必要がない3つの理由とは?

5次元は全ての執着を手放している?

最初に書いた、「5次元は1番良いところか?」という誤解に関連することで、5次元では全ての執着から解かれた、まるで聖人君子のような人を想像する人もいるかもしれません。

しかし5次元が、次元の1番上ではないように、全く完璧な存在ではありません。感情もあるし、いろいと迷うこともあるのではないか、と思います。

5次元にいる人はあくまで魂の声を聴き、自分軸で生きる存在ということですので、修行をして悟りを開くような僧侶のようなイメージとは異なるでしょう。

具体的に5次元の人のイメージを持つことが重要になります。このブログでは、映画『男はつらいよ』の主人公である”寅さん”のような人が、5次元の人である、と書きました。

寅さんは完璧な人からは程遠く、喧嘩っ早くてトラブルも多く、困った人物として描かれます。しかしそれは3次元のルールに当てはまらないだけで、自由に生きている証でもあります。

そして”フーテンの寅”と言われるように、社会の枠にはまらず、流れるままに生きています。どこに行っても人気者で波動が高いながら、常に孤高で群れることはないのです。

寅さんだけが5次元のイメージではないですが、「こういう人もあり得る」と思うと、少し気が楽になるのではないでしょうか。

映画「男はつらいよ」の寅さんは5次元の人!?”フーテンの寅さん”に学ぶ5次元の生き方

まとめ

今回は5次元や次元上昇に関する誤解について書きました。

もちろん様々な考え方があって良いのが5次元の世界だと思います。しかし5次元について考えているはずが、低次元の捉え方で5次元を考えてしまうと、本質からずれてしまいます。

5次元についてなかなか言葉で説明をするのが難しいところがありますが、最初にも書いた通り、”愛があるのか”ということは1つの視点として重要だと思います。

愛のないとらえ方、つまり誰かを蹴落としたり、誰かだけが得をするような考え方は5次元の世界からは遠いものです。

まずは自分を尊重し、それによってお互いを尊重し合える世界が5次元であると思います。それこそが、人間が本来持っている魂のあり方だからこそ、誰もが5次元を実は知っているのです

自分の中に答えはありますので、自分との対話を大事に、5次元をイメージしてみましょう。

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