ココロノネットでは、お金が要らない新たな世界について発信をしています。しかしずっとお金とともに生きてきた私たちには、お金のない世界を想像するのは難しいものです。
また5次元の世界と言われるとさらにイメージしにくいかもしれません。ココロノネットではたとえば『男はつらいよ』シリーズの主人公である寅さんのような人だ、とこちらの記事に書きました。
最近お金にとらわれない生き方、5次元を先取りした生き方をしていると思ったのが、芸人のヒロシさんです。生き方とお金に関して語ったインタビュー記事が非常に興味深い内容でした。
しかも最初はお金に執着しつつも、自身の価値観を変化させ、お金にとらわれない生き方に変化していった道のりが書かれています。これこそ5次元の生き方に向かって行く人の道のりそのものです。
そこで今回は芸人ヒロシさんの生き方とお金の捉え方から、お金の要らない世界に向かって行くために起こることを、段階ごとに追ってまとめてみました。
芸人ヒロシさんの生き方から5次元に向かう生き方を学ぶ
今回ヒロシさんのインタビューを取り上げたのは、彼の生き方・考え方が、今後の5次元の生き方のヒントになると考えたからです。
「5次元は愛の世界」など、抽象的なことはたくさん語られるのですが、なかなか具体的にどういう生き方をすればよいのか、さらにそこに向かう変化の過程が語られることは少ないように思います。
実際に変化をたどって生きてきた人の事例を取り上げることで、5次元とはどのように向かって行けばよいのか、理解しやすくなるでしょう。
そこでヒロシさんのインタビュー記事から、5次元に向かう過程を3つに分けて、事例を紹介していきたいと思います。
一度多額のお金を手にすると？
ヒロシさんは芸人として売れる前は、コンビニやホストなど様々な仕事を経験していたと言います。しかし働きたくないので、週3日ほどを限度にしていたそうです。
ホストで月収2、3万円、コンビニのアルバイトを週1日やって、月収は合計8万円くらいでした。それが「ヒロシです」のネタでブレークし、最高月収は4,000万円に及んだと言います。
そのお金で高級マンションに引っ越し、車はジャガー、家具は大塚家具で揃えたそうです。しかしお金持ちの生活は、自身には必要なかったと書かれています。
高級住宅地には自分の好きなお店はなく、車の修理代も高額に跳ね上がります。そしてテレビの世界に窮屈さを覚えて、離れていったそうです。
ここまでの貧乏生活から大金を手にするところまでのエピソードは、GESARA発動後に大量の還付金やベーシックインカムが入ってきた後の多くの人がたどる道のように思われます。
これまで手にしたことのない大金が入ってきたら、人はどうなるでしょうか？きっと一度は手に入れられなかった高級な生活や、欲しかったものを”爆買い”するのではないか、と思います。
他人のエピソードとして聴けば「愚かしいな」と思えたとしても、大金を手にして全く動じない人も多くはないように思います。
しかし私はそれで良いと思っています。まずは経験したことのない、”大金を手にする”感覚をしっかり体験することが新世界へ向かう上での必要なステップです。
新世界でやりたいことを尋ねると「旅行をしたい」という回答をよく目にします。
まずはどんどん国内でも海外でも、自在に飛び回り、おいしいものを食べて贅沢三昧してみてください。ずっとそんな生活を続けていれば、きっとどこかで”飽きた”と言う状態になるでしょう。
その後には何をするか、が次の段階に起きてくることです。
このように大金を持つとどんな行動をするのか、どんな気持ちになるのか、まずは自分自身で体験してみることが必要に思われます。
お金よりも自分の好きなことをやる
ヒロシさんは、テレビでは事実と違うことも話さなければいけないため、嫌気がさして離れていったそうです。
イベントの営業だけでも食べていける、ということが分かってからは、趣味のキャンプに時間を使い、ただYouTubeのチャンネルがあったので動画を撮っていたそうです。
一切狙っていなかったものの、キャンプ関連の仕事にもつながり、登録者数が増え始めました。その他には、古物集めや車・バイクなど好きなものにお金を使っているそうです。
実際に用具を買い集めたりする程度で、お金をそれほど使わず、ぜいたくは性に合わないと感じていると書かれています。
このようなヒロシさんの生活スタイルは、大金を得た後にお金と自分の生き方の上手い折り合いがついている事例として興味深いものがあります。
一時期は「もう一回見返してやる」と芸人として返り咲くことも考えたそうですが、純粋に好きなことをするようになった、と語っています。
お金を追いかけて生きるのではなく、自分の生き方・あり方が中心になるところに移行しています。このように自分軸で生きるようになると、逆に人が集まり始めます。
「狙っていなかった」というYouTubeの登録者数は増え、好きなキャンプのことで仕事が入って来るようになったのです。
また好きなキャンプのことであっても、仕事としてやる際には大変な面もある、と書かれています。しかし嫌なことを我慢しているわけではないので、とても穏やかな生き方に見えます。
現在ヒロシさんは、個人事務所を経営し、売り上げに関わらず、毎月80万円を振り込んでもらう、という生活のようです。
これがGESARA発動後のベーシックインカムとも重なってくるように見えますが、一定の収入があれば、それ以上のお金を追い求めずに生きていけるのです。
しかしヒロシさんのように、自分のやりたいことを見つけられないと、いつまでもお金に執着して苦しい人生が待っています。
お金が先にあるのではなく、自分自身の生き方を先に置くことで、自然とお金との距離感が保たれるようになるのです。
誰かのためにと言う心が自然に生まれる
純粋に好きなことをやるようになったというヒロシさん。51歳になって自分には満足してきた部分が出てきたと語っています。
そして「変な感情が出てきました」と前置きした上で、今度は世の中のためになりたい、という気持ちになったと話しています。
自分自身でもそんな気持ちになるとは思ってもいなかったそうですが、これまでのストーリーを読んでいくと、自然な流れのようにも感じました。
お金にとらわれることなく、自分の好きなことに集中できる時間をたくさん作れば、当然ながら自分自身がどんどん満たされていきます。
お金で満たされることは結局なく、さらに自分の心を自分で満たし始めると、さらに次のステップに進むのです。それが「誰かのために」という心です。
この「誰かのために」という心こそ、5次元世界の生き方の根幹にあるものです。ここを目指して生きていきたい、と思いますが、そのためにはいくつかの段階を経る必要があることが分かります。
それがヒロシさんの例では、まず金銭的に満たされること、そして自分自身の心を自分で満たすこと、この2つが満たされて、周りの人も満たされるように働きかけるという段階に行くのだと思います。
このようにヒロシさんの事例は、3次元のお金にとらわれた状態から、5次元の「誰かのために」の心に至るまでのストーリーとして読むと、時代を先取りしているように感じられました。
まとめ – お金に対する捉え方とは？
今回は芸人ヒロシさんの事例から、新世界・5次元の生き方について書いてみました。
そしてインタビューの締めくくりに、お金の捉え方について「お金はあくまで道具」「生き方によっては、お金はなんとでもなる」と語っています。
5次元の生き方になると、最終的にはお金はどうとでもなる、という感覚になるのではないか、と思っています。そしてお金に実体はなく、道具として今は使っているに過ぎないのです。
さらに「お金を生み出す能力さえ持っていれば」と書かれている通り、価値があるのは能力を持つ人間の方です。
お金の問題は、結局のところ自分自身の価値の問題を突き付けられるので、これまでシビアな問題として考えられてきました。
しかし純粋に好きなことをやれば、追いかけなくてもお金は集まってくるようになります。そしてお金はあってもなくても同じになり、5次元の生き方に近づいていくのです。
いきなり「5次元に向かおう」と言われても、何をして良いか分からないかもしれません。今回のように事例を通じて、自分自身が変化していくイメージを持つことが大事なことのように思います。
※改めてインタビュー記事をお読みいただくと、内容が理解しやすいはずです。
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